産総研(AIST)>分散型熱物性データベース

分散型熱物性データベースは液体、固体、高温融体に関する熱伝導率、 比熱容量、熱拡散率、密度、表面張力、蒸気圧などの熱物性値を収録しており、 無料でご利用いただけます。(開発・運営:産業技術総合研究所)

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約3,600物質・材料に渡り、合計11,800件以上の物性データ(機械特性、光学特性、XRDスペクトル等を含む)を無償でご利用いただけます。右欄のDB閲覧項目からデータベースへアクセスできます。また、下記データ紹介のリンクからも直接データベースへアクセスできます。

熱物性標準研究グループのご紹介

熱物性標準研究グループは標準供給(標準物質開発、依頼試験)に加えて、技術コンサルティングや共同研究による熱物性評価を実施しています。下記グループHPを一度ご覧頂けますと幸いです。

熱物性標準研究グループHP

熱物性標準供給のHP

新規データ公開報告 2014年03月27日

a-IGZO(インジウム・ガリウム・亜鉛酸化物)アモルファス薄膜の電気特性と熱物性、ヤング率について、本データベースにて公開させて頂きました。なお、実験方法や材料作成に関する詳細はAPEXより出版された以下の論文をご参照下さい。

論文タイトル:Thermal conductivity of amorphous indium gallium zinc oxide thin films
著者:Toru Yoshikawa, Takashi Yagi, Nobuto Oka, Junjun Jia, Yuichiro Yamashita, Koichiro Hattori, Yutaka Seino, Naoyuki Taketoshi, Tetsuya Baba, and Yuzo Shigesato
DOI:http://dx.doi.org/10.7567/APEX.6.021101

実験詳細:
スパッタリング法にて、膜厚が200nmの薄膜材料が作成され、電気特性(電気抵抗率、キャリア濃度、ホール移動度)は4端子法で測定されています。熱拡散率はナノ秒サーモリフレクタンスにて測定され、密度、比熱容量より熱伝導率が求められました。また、ナノインデンテーション法を用いて機械特性である、ヤング率、音速についてもデータが測定されています。

公開材料リスト:
1.a-IGZO薄膜 (DBシステムで閲覧
収録物性:熱伝導率、熱拡散率、電気抵抗率、ホール移動度、キャリア濃度、ヤング率、音速。

 

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